すぐれた耐久性、耐薬品性さらに耐摩耗性に優れたKGシートを使い数々の実績を評価頂いております「プールシステム」正に今の時代マッチした経済的に富む学校プールの改修工法です。
本体全面の改修は新規建設の約1/10程度の予算、工期も大幅に短縮既存の躯体材質のコンクリート製、鉄製と技術は材質を選びません、プールサイドのノンスリップシート、循環パイプのJパイプも単独でも工事可能でプール周りまで新設同様な機能と美観を提供します。
・循環装置「J-パイプ」
長年に渡り学校プール管理者からの要望で生まれた商品で、水質管理には欠かせない循環装置の故障を一気に解決致しました。
プールの老朽化の中で一番やっかいな部分で配管がプール躯体内に埋設されている為、漏水の発見まで相当の時間がかかる事と改修には躯体を広範囲に破戒が必要で予算的にも多大なものとなります。
「KG ジェイパイプ」はそれらを全て解決しました、既設配管には一切触れずにプール内部に特殊パイプを配管する画期的工法です。しかも子供たちに安心安全材質、安価、短納期で工事が出来ます。
次の現象が起こりましたら疑って下さい。
1.プール本体には漏水箇所が発見出来ないが漏水の疑いがある。
2.プール水位がいつも循環噴出し口付近まで下がってしまう。
3.毎日水位が下がりその都度給水している。
KG Jパイプ循環水吹き出し状況
プール規模 25m×16m 二段プール |
Jパイプ仕様 100A相当断面 吹出口 内寸9.7Ф 約260個 |
循環装置能力 140㎥/h |
KG-Jパイプ・システムのご紹介(特許第4022359号)
1.発明のポイント
※プールを利用するシーズン中に、水の汚れを浄化する配管でろ過機で清浄になった水をプール内に送る配管が、破損した場合の従来の改修方法は、また既存の方法で施工前の状態に復帰させていた。(稀に、特許申請の図面に示す様な露出の硬質配管をモルタルでカバーする方法で改修している場合があるが、そこが突起部となり危険であり且つ耐震性にも問題あり)これを本工法では、配管の素材を硬質から軟質にし、更にその設置方法を埋設から露出とした。
その効果として
①経済性・・・物件により差はあるが、材工のトータルコストで約50%安い。
(従来工法で約1000~1500万円)
②耐震性・・・露出の柔軟性素材を有する配管の為、プール躯体が崩壊しない限り損傷が殆どない。
万一破損しても補修容易である。
③安全性と美観・・・利用者(子供達)が踏みつけても怪我もなく、設置スペース最小の為、邪魔にならない。
④工期短縮・・・約10日間と従来の1/3以下。
⑤工事中の発生材(廃棄物)が少なく、且つ騒音も最小限。
※尚、殺菌効果の目安となる残留塩素濃度を調べる一般的測定方法であるDPD法の結果では、プール内水のどの箇所の濃度も均一であった。 従って、循環効率になんら問題はない。
2.本工法の市場での評価
上述の理由により、本工法を採用した自治体と学校の関係者には、すこぶる評判が良い。
※抜群の耐震性が証明されたエピソードとして
2004年10月23日の新潟県中越地震の一ヶ月前に震源地に近い広神村の東小学校プールを本工法で完工していた。
震災後に新潟の代理店が状況確認した結果、プールサイドが30cm位地盤沈下していたが、KG-Jパイプは、なんら損傷なかった由。
※耐久性について
保証期間は、基本的に10年としている。・・・従来工法では、制約条件多くここまでの保証はしていない様だ。
実績が示す通り、一度採用した自治体は、改修物件が発生したら、その良さを認め継続的に使用している。現在まで本工法に起因するトラブルなし。
●代表図面
●KGライナー試験成績表
試験方法:JIS A6008(一般複合塩ビ)
※+記号は伸び方向、ー記号は縮み方向を表す。